日本アーレント研究会
Hannah Arendt Research Society of Japan
お知らせ(更新情報)
・奥井剛著『ハンナ・アーレントの政治哲学の射程ー開発という活動の再考に向けて』(春風社2024)合評会のお知らせを掲載いたしました。詳しくは下記をご覧ください。(2025年11月3日)New
・第23回アーレント研究大会の詳細について公開しました。詳しくは下記をご覧ください。(2025年8月9日)
・研究会誌『Arendt Platz』第10号の電子版(PDF)を公開いたしました。こちらからご覧ください。(2025年8月9日)
・森一郎『アーレントと赦しの可能性』『いのちのどこが大切なのか』合評会のお知らせを掲載いたしました。詳しくはこちらをご覧ください。(2025年7月15日)
・「『Arendt Platz』第10号の訂正とお詫び」を掲載しました。詳しくはこちらをご覧ください。(2025年7月12日)
・第23回大会の個人発表の募集を開始しました。(2025年5月7日)
・研究会誌『Arendt Platz』第9号の電子版(PDF)を公開いたしました。こちらからご覧ください。(2024年11月29日)
・「日本アーレント研究会ハラスメント等防止細則」を2024年度総会にて制定し、HPに公開いたしました。詳しくはこちらをご覧ください。(2024年10月16日)
・公開合評会「押山詩緒里著『〈砂漠〉の中で生きるために――アーレント政治哲学の現象学的研究』(法政大学出版局)」開催のお知らせを掲載しました。詳しくはこちらをご覧ください。(2024年9月5日)
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■奥井剛 著『ハンナ・アーレントの政治哲学の射程-開発という活動の再考に向けて』(春風社 2024)合評会開催のお知らせ
このたび日本アーレント研究会では、本研究会の奥井剛会員が昨年来公刊された著作をめぐって、下記のとおり合評会を開催することになりました。会員に限らず参加可能です。ぜひご予定ください。
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・奥井剛 著『ハンナ・アーレントの政治哲学の射程-開発という活動の再考に向けて』(春風社 2024)合評会
・日時:2025年12月13日(土)13時〜16時30分
・場所 :オンライン(Zoomリンクは12月12日にご送付いたします)
※参加自由(無料)・要事前登録
申し込み方法
:以下のフォームよりお申し込みください。
申し込み期限は12月11日(木)です。
https://forms.gle/HbD7Pt3eS6kaapm27
趣旨:
たとえば、SDGs(「持続可能な開発目標」)が重要であると、巷間しばしば口にされるようになって久しい。政府や企業、そして大学もこぞって、あるいは倫理的尺度として、あるいは社会的責任として、金科玉条のごとく掲げる。けれども、そもそも「開発development」とはいかなる営みなのだろうか――。 2024年3月に上梓された著書『ハンナ・アーレントの政治哲学の射程――開発という活動の再考に向けて』(春風社)で、奥井剛氏が問うたのは、まさにこの、すぐれて哲学的で実践的な問いである。問いが哲学的なのは、アーレントやハイデガーを思考の手がかりにしているからだけではない。〈それは何であるのか〉という問いこそが古来哲学を規定するものであったからである。他方、問いが実践的であるのは、「開発」というグローバル政治のイシューを扱っており、また著者にUNESCOでの実務の経験があるからだけではない。「哲学と政治の緊張関係」を問題とする本書の企図は、まさに思索を実践へと接続することであり、かくて本書の思考自体がひとつの実践であるからである。 本企画では、哲学の立場からアーレント研究に携わってこられた押山詩緒里氏、高橋若木氏、そして国際教育開発論・教育哲学を専門とする橋本憲幸氏の三名をお迎えし、本書の意義を多角的に検討し〈開示develop〉することをこころみる。
【プログラム】
13:00-13:05 趣旨説明 司会:橋爪大輝(山梨県立大学)
13:05-13:20 自著紹介 奥井剛(神戸大学)
13:20-13:50 コメント1 押山詩緒里(法政大学)
13:50-14:20 コメント2 高橋若木(大正大学)
14:20-14:50 コメント3 橋本憲幸(山梨県立大学)
(休憩 14:50-15:00)
15:00-15:30 コメンテーターとのディスカッション(著者応答)
15:30-16:30 フロアとのディスカッション
主催: 日本アーレント研究会
本企画は、JSPS科研費 25K00390 (課題名「アーレントを問い直す:新資料・研究動向に基づく国際的・領域横断的研究基盤の確立」)の助成を受けています。
問い合わせ: arendttaikai@gmail.com
■第23回アーレント研究大会のお知らせ(大盛況のもと終了いたしました)
第23回アーレント研究大会につきまして、詳細が下記のとおり決定いたしました。
お陰様で本年度も充実したプログラムとなりましたので、万障お繰り合わせのうえご参加ください。
また、今大会より託児費用の支援を開始いたしました。ご希望の方は、以下のフォームに必要事項をご記入のうえ、お申し込みください。
https://forms.gle/LQCnuj1vfPnj7SFR7
どうぞよろしくお願い申し上げます。
記
第23回アーレント研究大会
開催日:2025年9月6日(土)、9月7日(日)
場 所:神戸大学六甲台第2キャンパス 人文学研究科・文学部 B331教室
(シンポジウムのみハイブリッド型開催[対面・オンライン])
※シンポジウムにオンラインで参加される方は、下記リンクの事前登録フォーム(9月5日〆切)よりお申し込みください。
https://forms.gle/DTkbPqKb427Ftoni7
第1日 9月6日(土)
(13:30開場)
14:00〜15:30 個人発表1
発表者:宮永三亜(京都大学)
「アーレント思想におけるテクノロジーと公共性――研究動向の整理と今後の課題」
司 会:木村史人(立正大学)
15:45〜17:15 個人発表2
発表者:小森達郎(立命館大学)
「アーレント「連帯」概念の探究――「社会問題」批判の再考にむけて――」
司 会:高橋若木(大正大学)
第2日 9月7日(日)
(10:30開場)
11:00〜12:30 個人発表3
発表者:林大地(京都大学)
「アーレントのリルケ論――「リルケの『ドゥイノの悲歌』」(1930)をめぐって」
司 会:渡名喜 庸哲(立教大学 )
12:30〜13:15 休 憩
13:15~14:15 総 会
※総会は、「B332情報処理室」にて開催いたします。シンポジウム会場(「B331講義室」)の隣室となりますので、お間違えのないようご注意ください。[2025.9.6追記]
14:35~18:00 シンポジウム
「アーレントとトランプ以後のアメリカ」
登 壇:会田弘継(ジャーナリスト/思想史家)
三牧聖子(同志社大学)
大形綾(関西大学)
寺井彩菜(大東文化大学)
司 会:奥井剛(神戸大学)
※本研究大会は、JSPS科研費25K00390(課題名「アーレントを問い直す:新資料・研究動向に基づく国際的・領域横断的研究基盤の確立」)の助成を受けています。
お問い合わせ:arendttaikai@gmail.com(大会担当)
「日本アーレント研究会」について
本研究会の始まりは、2003年当時、一橋大学の院生数名でハンナ・アーレントについての小さな会を催したのがきっかけです。その後、若手を中心としたアーレント研究者をお招きして回を重ねてきました。この会を母体として、アーレント研究のさらなる発展・深化に寄与すべくリニューアルを検討し、2015年4月、気鋭の運営スタッフによる新体制のもと「アーレント研究会(Hannah Arendt Research Society of Japan)」を創設しました。その後、海外の研究者・研究組織との連携や会員数の拡大等に伴い、2018年9月に「日本アーレント研究会」となりました。
入会希望者・発表希望者は、どうぞお気軽にご連絡ください。
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