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お知らせ(更新情報)

・「アーレント研究会特別企画:アーレントとパレスチナ問題を考える」のお知らせを掲載しました(2024年6月26日)NEW!

・研究会誌『Arendt Platz』第8号の電子版(PDF)を公開いたしました。こちらからご覧ください。(2024年5月5日)

​・第22回大会の個人発表の募集を開始しました。詳しくは下記をご参照ください。(2024年4月26日)

・「会員情報変更届」をwordフォーマットからGoogle Formを用いるものへと変更しました。(2024年4月7日)

・2023~24年度運営委員会が構成されました。(2024年3月8日)

・規約が改正されました。規約のページをご覧ください。(2024年3月8日)

​・第21回研究大会の詳細について公開しました。詳しくは下記をご覧ください。(2023年8月29日)

※すべての更新情報はこちら
 

「アーレント研究会特別企画:アーレントとパレスチナ問題を考える」のお知らせ

 

「アーレント研究会特別企画:アーレントとパレスチナ問題を考える」
日時:7月21日(日)16時〜19時
場所:zoomによるオンライン(以下から登録ください)
https://rikkyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tZErf-qgqT0oGNFWDGp88dcWAPIuRfPJuBbq

 

講演者:小森 謙一郎 氏
武蔵大学人文学部ヨーロッパ文化学科教授。専門は、ヨーロッパ思想史・哲学、ユダヤ思想史。
主著に、『アーレント 最後の言葉』(講談社、2017年)、『アーレント読本』(「ユダヤ人問題ーーそしてパレスティナ問題」担当)(法政大学出版局、2020年)、訳書にバシール・バシール+アモス・ゴールドバーグ(編)『ホロコーストとナクバ 歴史とトラウマについての新たな話法』(水声社、2023年)、論文に、「サイードのために──アーレントとパレスチナ問題1」(『武蔵大学人文学会雑誌』2018年)、「忖度、改竄、修正主義──アーレントとパレスチナ問題2」 (『武蔵大学人文学会雑誌』2020年)などがあります


講演タイトル:アーレントとパレスチナ問題──進行する〈ナクバ〉の前で


講演要旨

現在のイスラエル/パレスチナ情勢を目にしたら、ハンナ・アーレントは何と言うだろうか?──即答するのは難しい問いです。「シオニズム再考」から『エルサレムのアイヒマン』まで、イスラエルの方向性に批判的だったアーレントを念頭に置くなら、当然のごとく批判的な見解を示すように思われるかもしれません。しかしエリザベス・ヤング=ブルーエルによる著名な伝記に描かれているように、1967年の第3次中東戦争以降、アーレントの姿勢が親イスラエル的な方向に転じたのだとしたら、かつての批判的な見解を取り戻すことができたかどうか、確定的なことは誰にも言えないでしょう。実際、昨年12月、ハンナ・アーレント賞を受賞するはずだったマーシャ・ゲッセンは、イスラエルに批判的な見解を示したために、受賞を撤回・延期されました。このことは、反イスラエル的な見解がアーレントの名には値しない、とみなされたことを意味します。つまりアーレントは親イスラエル的だと考える向きもあるわけです(そしてアーレント自身もそのように述べたことがあります)。本講演では、こうした事実を踏まえつつ、パレスチナ問題をめぐるアーレントの姿勢と考察を整理し、アーレントなら言ったであろうこと、あるいはアーレントが言わなければならなかったであろうことに迫りたいと思います。

 


司会:渡名喜庸哲(立教大学)

お問合せ:日本アーレント研究会(arendtjapan@gmail.com

第22回アーレント研究大会の一般報告を募集します

第22回アーレント研究大会(2024年度)を、次のとおり開催するはこびとなりましたことを、お知らせ申し上げます。

 日 時:2024年9月14日(土)9月15日(日)
 場 所:立教大学池袋キャンパス
(詳細については、追ってHP上、および会員メーリングリストにて公開していく予定です。)

つきましては、アーレントに関するテーマで個人発表を募集いたします。
発表時間はおひとり90分間(討論含)となります。

発表希望の会員の方は、
 ①氏名
 ②所属
 ③発表テーマ(①~③はいずれも日本語と英語で表記)
 ④1000字程度の概要
 ⑤報告者の連絡先(e-mailアドレス)
を記して、arendttaikai@gmail.comへメールにてお申し込みください。
(応募先は事務局ではございませんので、ご注意ください。)

応募締め切りは、5月31日(金)です。
報告者の選考結果につきましては6月中にご連絡さしあげます。

 
 ※注意事項
本会の個人発表への応募資格は会員のみとさせていただいております。
入会がお済みでない方は、報告応募のまえに本会事務局(arendtjapan@gmail.com)に入会申込書を提出し、ご入会いただいてから、発表応募をお送りくださいますようお願いいたします。

応募メールを受付次第、大会担当から受領確認の返信メールを一週間以内に送付致しますので、かならずご確認ください。万一、一週間経っても受領確認のメールが届かない際は、お手数ですが再度ご連絡をいただきますようお願いいたします。

持ち時間90分(報告40分程度+質疑50分程度)で、時間を十分にとって専門家同士で議論を行う絶好の機会となります。
ふるってのご応募お待ちしております。

 

■第21回アーレント研究大会【終了しました】
 

開催日:2023年9月16日(土)、9月17日(日)
場 所:オンライン(Zoom)
※ご参加には事前登録が必要となります。以下のリンクよりお申込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfRUwRuTpoE0U_WJZI0CRBKSge-szvaiM9xlLhB6aMakDPm_A/viewform

プログラム
◆第1日 9月16日(土)
(開場 10:00)

個人発表1 10:30~12:00
発表者:高橋若木「凡庸さと憎悪――ジジェクによる批判から再考するアーレントの悪論」
司会者:三浦隆宏


休憩 12:00~13:00

個人発表2 13:00~14:30
発表者:青木崇「「関心なき適意」をめぐって――ニーチェ・アーレント・パースペクティヴ」
司会者:宮﨑裕助


大会シンポジウム 15:00~17:30
「公共空間とマイノリティ」
提題者:田中みゆき「人間の条件?」
    高木駿  「無関心性と美の家父長制――カント美学の功罪」
司会者:青木崇


◆第2日 9月17日(日)
(10:00 開場)

個人発表3 10:30〜12:00
発表者:二井彬緒「ハンナ・アーレントとイスラエル・パレスチナ紛争――バイナショナリズムのインパクトと受容」
司会者:渡名喜庸哲


休憩 12:00~13:00

個人発表4 13:00〜14:30
発表者:仁科戀「ハンナ・アーレントとローマの政治的遺産」
司会者:奥井剛


総会 15:00~16:00 


■日本アーレント研究会編『アーレント読本』刊行のお知らせ

本研究会編『アーレント読本』が法政大学出版局より刊行されました。

詳しくは、活動報告のページをご覧ください。

「日本アーレント研究会」について

   

   本研究会の始まりは、2003年当時、一橋大学の院生数名でハンナ・アーレントについての小さな会を催したのがきっかけです。その後、若手を中心としたアーレント研究者をお招きして回を重ねてきました。この会を母体として、アーレント研究のさらなる発展・深化に寄与すべくリニューアルを検討し、2015年4月、気鋭の運営スタッフによる新体制のもと「アーレント研究会(Hannah Arendt Research Society of Japan)」を創設しました。その後、海外の研究者・研究組織との連携や会員数の拡大等に伴い、2018年9月に「日本アーレント研究会」となりました。

 入会希望者・発表希望者は、どうぞお気軽にご連絡ください。

 

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連絡先

 事務局 arendtjapan★gmail.com

 大会関連  arendttaikai★gmail.com

 →「★」を「@」に変更してください。

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