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日本アーレント研究会の研究会誌『Arendt Platz』について
日本アーレント研究会では、研究会誌『Arendt Platz』を刊行しています。2015年度(2016年1月)発行の創刊号から2019年度(2020年6月)発行の第5号までは、日本アーレント研究会の活動を会の内外に報告することを目的とした「会報」として刊行され、2021年8月発行の第6号からは、査読論文制度の導入などを受け、「研究会誌」という位置づけのもと刊行されています。夏の研究大会のシンポジウム報告記事、個人報告の要旨、査読論文、書評を中心に掲載しています。毎号、会員への送付から約1ヵ月後にこのページにて公開され、全文をダウンロードしてお読みいただくことが可能です。

◆第10号までPDF版を公開いたしました。最新号のPDFは下記でご覧いただけます。それ以外の
バックナンバーはこちらからご覧ください。
 

◆査読公募論文について

 アーレントの思想は、これまでに各分野で幅広く研究がなされ発展してきたことはもちろんのこと、特定の分野の枠にとどまらない研究もなされてきました。このたびの査読投稿論文の公募は、そうした多様な分野ごとの研究および分野横断的な研究において、幅広く議論を行い発展させるための場を設けるべく決定に至ったものです。このことは、「ハンナ・アーレントの思想について、専門領域の垣根をこえて多様な観点から研究を重ね、闊達に議論しあう」という、本研究会の創設趣旨に基づくものでもあります(査読論文制度制定の経緯についてはこちら)。

 投稿を希望する会員は、諸規程・要領を熟読の上、それらにしたがって投稿してください。投稿締切は、毎年度8月31日としています。投稿に際しては、電子メールに、投稿論文(ワードおよびPDF形式の2点)英文要旨投稿者連絡票4点を添付し、公募論文編集委員会のメールアドレス(下記参照)に送信してください。ふるっての投稿をお待ちしています。

 公募論文投稿規程・審査規程・執筆要領については規約のページからご覧ください。

 

・問い合わせ先

日本アーレント研究会公募論文編集委員会

arendteditors★gmail.com(→「★」を「@」に変更してください)

◆『Arendt Platz』最新号

◆第10号・目次

○巻頭言/柿並良佑「Arendt Platz 第10号刊行によせて」
○シンポジウム「ハンナ・アーレントとユダヤ/パレスチナ」

二井彬緒「リアリズムとしてのユートピア―アーレントによる共生国家論〈バイナショナリズム〉」

渡名喜庸哲「「イスラエル」の「力」―ハンナ・アーレントとシモーヌ・ヴェイユから」

早尾貴紀「ハンナ・アーレント、ジュディス・バトラー、サラ・ロイにおけるユダヤ的倫理―イスラエル国家およびガザ地区の捉え方をめぐって」

○個人発表

對馬果莉「フェミニスト・ケア倫理とアーレント思想の交差点―サラ・ラディックによるアーレントの「範例」概念への注目」

井上慶太郎「判断力の固有の手口」

ラウシュ魁「モッブと大衆から捉える『全体主義の起原』初版における理論的陥穽」

浅井秀斗「約束する主体と意志」

○査読投稿論文

北野亮太郎「アーレントの芸術論における「仕事人の技能」の役割」

○公開合評会:押山詩緒里 『〈砂漠〉の中で生きるために―アーレント政治哲学の現象学的研究』

押山詩緒里「自著紹介」

橋爪大輝「〈共‐起源〉の論理と〈歴史叙述〉の問題」

渡名喜庸哲「「アーレントの現象学的解釈」のために」

齋藤元紀「砂漠と源泉」

○書評

牧野雅彦『権力について』(評者:寺井彩菜)

矢野久美子『アーレントから読む』(評者:大形綾)

○査読投稿論文公募のお知らせ

連絡先

 事務局 arendtjapan★gmail.com

 大会関連  arendttaikai★gmail.com

 →「★」を「@」に変更してください。

2022 by 日本アーレント研究会

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