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日本アーレント研究会の研究会誌『Arendt Platz』について
日本アーレント研究会では、研究会誌『Arendt Platz』を刊行しています。2015年度(2016年1月)発行の創刊号から2019年度(2020年6月)発行の第5号までは、日本アーレント研究会の活動を会の内外に報告することを目的とした「会報」として刊行され、2021年8月発行の第6号からは、査読論文制度の導入などを受け、「研究会誌」という位置づけのもと刊行されています。夏の研究大会のシンポジウム報告記事、個人報告の要旨、査読論文、書評を中心に掲載しています。毎号、会員への送付から約1ヵ月後にこのページにて公開され、全文をダウンロードしてお読みいただくことが可能です。
※第7号までpdf版を公開いたしました。下のリンクからご覧いただけます。
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◆第7号・目次

○巻頭言/齋藤宜之「Arendt Platz 第7号刊行によせて」

○シンポジウム「〈悪の凡庸さ〉は無効になったのか――シュタングネト『エルサレム〈以前〉のアイヒマン』をめぐって」

 香月恵里「悪の陳腐さは無効になったのか――エルサレム〈以前〉のアイヒマンを検討する」

 田野大輔「〈机上の犯罪者〉という神話――ホロコースト研究におけるアイヒマンの位置付けをめぐって」

 三浦隆宏「怪物と幽霊の落差――あるいはバクテリアが惹き起こす悪について」

○個人発表

 青木崇「反復と超越――ハンナ・アーレントによる労働論の一面」

 北野亮太郎「ハンナ・アーレントにおける制作と公的領域の関係性についての考察」

○査読投稿論文

 二井彬緒「ハンナ・アーレントの「ユダヤ軍創設論」――初期におけるシオニズム論と後年に対する影響」

 松原妙華「公的空間における匿名性の可能性――アーレントの「現われ」の議論から検討する報道における氏名・肖像」

○書評

 バルバラ・カッサン(馬場智一訳)『ノスタルジー――我が家にいるとはどういうことか?オデュッセウス、アエネアス、アーレント』(評者:早尾貴紀)

 百木漠『嘘と政治――ポスト真実とアーレントの思想』(評者:山本圭)

 エリザベス・ヤング=ブルーエル(大島かおり・矢野久美子・粂田文・橋爪大輝訳)『ハンナ・アーレント――<世界への愛>の物語』(評者:大形綾)

○査読投稿論文公募のお知らせ

第7号表紙(クリックすると拡大表示します)
第5号表紙(クリックすると拡大表示します)
第5号HP掲載用表紙.png

◆第5号・目次

〇巻頭言/河合恭平「Arendt Platz 第5号刊行によせて」

〇シンポジウム「哲学と政治の間の緊張――シティズンシップについて」

 デーナ・ヴィラ(奥井剛・橋爪大輝・百木漠訳)「ソクラテス的シティズンシップから哲学的批判へ」

 千葉眞「応答1:アーレントとヴィラとの対話――ソクラテス的シティズンシップについて」

 奥井剛「応答2:「ソクラテス的シティズンシップから哲学的批判へ」における思考と

   共通感覚の関係の検討」

〇デーナ・ヴィラ来日企画(ハイデガー研究会共催):世界と市民性

 金成祐人「本来的自己は孤独なのか――アーレントとハイデガーにおける複数性」

〇個人発表

 嶋崎史崇「アーレントとポピュリズムの問題――モッブ、大衆、人民に注目しつつ」

 河合恭平「ソーシャル・メディアとアーレントの公・私・社会」

 小森(井上)達郎「ハンナ・アーレントの「私的領域」論――「共通世界」の安定的な

   存立を保証する思想として再構成する」

 井上慶太郎「公共への基本方針」(ワークショップ活動報告)

〇書評・解題

 木村史人「『世代問題の再燃――ハイデガー、アーレントとともに哲学する』(森一郎 著、明石書店、2017年)」

 青木崇「『ハンナ・アーレント――屹立する思考の全貌』(森分大輔 著、ちくま新書、2019年)」

 橋爪大輝「『AI時代の労働の哲学』(稲葉振一郎 著、講談社選書メチエ、2019年)」

 百木漠「Thinking without Banister: Essays in Understanding, 1953-1975(Hannah Arendt, Schocken Books,

   2018)」

​〇査読投稿論文公募のお知らせ

◆第6号・目次

○巻頭言/河合恭平「Arendt Platz 第6号刊行によせて」
○第5回春の定例研究会企画「「生まれること」を考える」
 中真生「「生むこと」あるいは「子どもとの関係」における個別性と普遍性――レヴィナスをひとつの手がかりに」

 小島和男「反-出生奨励主義・映画館の比喩・プロティノス」

 青木崇「赤子はどこへ生まれるか――可死性と出生性、ハイデガーとアーレント」

 森岡正博「生まれることをどう哲学するか――アーレント・プロティノス・レヴィナス」
○査読投稿論文
 坂井礼文「革命における法の源泉――コジェーヴとアーレント」
 大形綾「『全体主義の起原』初版のインパクト――それはニューヨーク知識人にいかなる影響を与えたか」
○書評

 森一郎『ポリスへの愛――アーレントと政治哲学の可能性』(評者:稲村一隆)

 戸谷洋志・百木漠『漂泊のアーレント 戦場のヨナス――ふたりの二〇世紀 ふたつの旅路』(評者:細見和之)

 三浦隆宏『活動の奇跡――アーレント政治理論と哲学カフェ』(評者:奥井剛)

 リチャード・J・バーンスタイン(齋藤元紀監訳)『暴力――手すりなき思考』(評者:青木崇)
○査読投稿論文公募のお知らせ

第6号表紙(クリックすると拡大表示します)

◆第4号・目次

○巻頭言/河合恭平「Arendt Platz 第4号刊行によせて」 

○シンポジウム「アーレント vs カント――政治・自由・判断力」

 宮崎裕助「政治的判断力と観想的判断力を架橋する――アーレントの判断力論再考」

 齋藤宜之「自由の条件――そのアプリオリとアポステリオリのあいだ」

 網谷壮介「範例的歴史と人類史」

○特別講演

 矢野久美子「ローゼンミュラー教授紹介」

 シュテファニー・ローゼンミュラー(橋爪大輝訳)「ポピュリズムとアーレントにおける政治的・法的判断力」

 阿部里加「判断力は思考のみによって修正されるのか?――アーレントが意志の行為遂行不可性を述べた理由」

個人発表

 二井彬緒「『人間の条件』における〈場所〉の概念」

 樋口大夢「「始まり」の失敗の歴史としての『全体主義の起原』――自発性から「始まり」へ」

 寺井彩菜「ハンナ・アレントと「革命」という参照点」

書評

 森川輝一「『アーレントのマルクス――労働と全体主義』①(百木漠 著、人文書院、2018年)」

 隅田聡一郎「『アーレントのマルクス――労働と全体主義』②(百木漠 著、人文書院、2018年)」

 対馬美千子「『アーレント 最後の言葉』(小森謙一郎 著、講談社(選書メチエ)、2017年)」

 松元雅和「『アーレントと二〇世紀の経験』(川崎修・萩原能久・出岡直也 編著、2017年)」

 河合恭平「『公共的なるもの――アーレントと戦後日本』(権安理 著、作品社、2018年)」

第4号表紙(クリックすると拡大表示します)

◆第3号・目次

○巻頭言/河合恭平「Arendt Platz 第3号刊行によせて」 

○シンポジウム「哲学と政治――フランス・イタリア思想におけるアーレント」

 柿並良佑「思考とその運動、その身振り、その空間――アーレントとナンシーの間」

 佐藤啓介「活動と暴力、活動の暴力――リクールとアーレント」

 國分功一郎「ハンナ・アレントにおける〈二者〉の問題」

○個人発表

 木村史人「活動と労働としての技術――ブラックボックスの重層化としての現代技術」

 仁科戀「ハンナ・アーレントの「愛」の概念」

 花田太平「「語り口」の問題について――アレントと歴史主体論争」

○特集「オンライフ・マニフェストとアーレント――デジタル技術の発展における社会と知を考える」

 オンライフ・イニシアティヴ(奥井剛・阿部里加・河合恭平・百木漠訳)

    「オンライフ・マニフェスト――ハイパーコネクテッド時代に人間であること」

 河合恭平「オンライフ・マニフェスト解説――アーレント思想との関係、その示唆」

 阿部里加「JST主催合同セミナー「EU Onlifeとアーレント――デジタル社会のELSI」後記」

第3号表紙(クリックすると拡大表示します)

◆第2号・目次

○巻頭言/河合恭平「Arendt Platz 第2号刊行によせて」 

○シンポジウム「アーレントと市民的不服従」

 山本圭「ハンナ・アレントはデモクラットか?――市民的不服従論を手掛かりに」

 金慧「アーレントにおける評議会制と市民的不服従」

 西谷修「権力の奥義、『自発的隷属論』について」

○対馬美千子著『ハンナ・アーレント――世界との和解のこころみ』合評会後記

 阿部里加「世界と和解することは可能か」

 橋爪大輝「「和解論」における「物語論」」

○個人発表

 齋藤宜之「思考と複数性」

 戸谷洋志「ヨーナスにおける「出生」概念の受容」

 奥井剛「アーレントにおける哲学と政治の間の緊張関係と共通感覚の含意」

 三浦隆宏「アーレント政治思想における範例の意味」

第2号表紙(クリックすると拡大表示します)

◆創刊号・目次

○巻頭言/高橋在也「Arendt Platz 創刊によせて」 

○会報名の由来と表紙について/阿部里加

○シンポジウム「アーレントと現代の科学・技術」

 渡名喜庸哲「アンダースとアーレント――科学・技術をめぐって」

 森一郎「アーレントとリニア新幹線――『活動的生』のテクノロジー論から」

 石崎恵子「アーレント研究を現代に活かすには――提題を終えて」

 阿部里加「アーレントの科学技術批判はなぜ重要か――「議論」の手前にあるもの」

○個人発表

 和田隆之介「アーレントとアガンベン――その権力観の比較考察」

 河合恭平「アーレントのM・ヴェーバー社会学批判を問う――その問題点と理論的意義の導出」

 百木漠「『余計者』の廃棄――アーレントの帝国主義論を再考する」

 橋爪大輝「物語と意味――アーレントにおける物語ること」

創刊号表紙(クリックすると拡大表示します)
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